メンズの皆さん、ヘアセットに悩んだことはありませんか?これまで定番のワックスやヘアオイルを使っていた方も、ナチュラルでまとまりのあるスタイルを目指すなら「ヘアバーム」が注目されています。本記事では、ヘアバームの特徴や使い方、選び方、さらにはおすすめの製品まで、初めての方にも分かりやすく解説していきます。この記事を読み終える頃には、朝のスタイリングがもっと手軽に、そして理想のヘアセットが実現できるようになるはずです。
ヘアバームとは?他のスタイリング剤との違い
ヘアバームは、自然由来の成分を主成分にしてオイルを固めたバターのような質感を持つスタイリング剤です。ここでは、一般的なスタイリング剤であるワックスやヘアオイルとの違いを解説します。
ヘアワックスとの違い
ワックスは、髪を立ち上げたりボリュームアップさせるために使われ、セット力やキープ力が高いのが特徴です。短髪や前髪をしっかりと立ち上げたいスタイルに適しています。しかし、セット感が強くなりすぎるとナチュラルさが失われることも。ヘアバームは、ワックスほど強いセット力は持たないものの、髪に柔らかいまとまりと自然なツヤを与えるため、ナチュラルなヘアスタイルを求める方にぴったりです。
ヘアオイルとの違い
ヘアオイルは、髪にうるおいやツヤを与え、ダメージケアとしても使われることが多いアイテムです。しかし、オイルだけではセット力が不十分なため、スタイリング剤としては使用しにくい場合があります。ヘアバームは、オイルとワックスの中間のような質感で、髪をまとめながらもナチュラルな仕上がりを実現。アウトバストリートメントとしても利用でき、乾燥やダメージから髪を守ります。
メンズヘアバームの正しい使い方
ヘアバームは適量を守り、正しい使い方をすることで魅力的なスタイリングを実現できます。ここでは、具体的な使い方のポイントを解説します。
1. 適正な量を取り出す
最初のポイントは、ヘアバームの量です。目安として「枝豆1個分」程度が適切です。スタイリング剤は多ければ良いというものではなく、髪に自然なまとまりを与えるために必要な量だけを使用することが大切です。量が多すぎると、髪がベタッとしてしまい、せっかくのナチュラルな仕上がりが台無しになってしまいます。
2. 手のひらで体温を利用して溶かす
ヘアバームは固形のままだと均一に髪に馴染みません。まずは手のひらに取り、体温でしっかりと溶かしてから使いましょう。最初は少しもったりとした感触ですが、次第にオイルのような液状になってなじみやすくなります。この工程を怠ると、髪にムラができたり、部分的に固まった状態になってしまう恐れがあるので注意が必要です。
3. 髪の中間から毛先に塗布する
ヘアバームは、髪の根元ではなく中間から毛先にかけて塗布するのがコツです。ワックスとは異なり、根元に塗ると髪全体が重くなり、自然な立ち上がりや動きが失われがちです。まず、髪全体になじませた後、特に毛先に少量を追加して束感やテクスチャーを整えると、全体がバランスよくまとまった仕上がりになります。
メンズにおすすめ!ヘアバームの選び方
ヘアバームにはさまざまな種類が存在します。自分にぴったりの製品を選ぶために、以下のポイントに注意してみましょう。
1. 美髪成分や保湿効果がしっかり配合されているか
ヘアバームには、シアバター、ビーズワックス、アルガンオイル、アロエベラなど、髪や頭皮の保湿、ダメージケアに優れた成分が含まれているものが多いです。特にブリーチやカラー、パーマで髪がダメージを受けやすい場合は、こうした成分が豊富に含まれているものを選ぶことで、スタイリングと同時にケアもしっかりと行えます。
2. 目的に合わせたキープ力
朝から長時間キープさせたい場合は、やや硬めのテクスチャーでセット力の高いタイプを選びましょう。反対に、軽いまとまりと柔らかなツヤが欲しい場合は、油分を多く含んだタイプが適しています。自分の髪質や好みのスタイルに合わせて、どのタイプが最も使いやすいかを見極めることが大切です。
3. 香りの好み
ヘアバームには、香りにもこだわりがあり、柑橘系、フローラル系、ウッディなど豊富なバリエーションがあります。香りが気になる方は、好きな香りが配合されているものを選ぶと、スタイリング中はもちろん、使用後もさりげなく香りが漂い、清潔感やおしゃれ感をアップさせてくれます。
おすすめのメンズヘアバーム製品
ここでは、スタイリングのしやすさや保湿ケアが高く評価されている、人気のメンズヘアバーム3選をご紹介します。各製品の特長を把握し、自分の求めるスタイルに合わせた一品を見つけてみてください。
1. ヘアワックス(ザ・プロダクト)
この製品は、ウェット感と保湿ケアが同時に実現できるマルチバームです。シアバター、ビーズワックス、ビタミンE、アロエベラといった美容成分がバランスよく配合されており、手のひらで温めるとオイル状に変化するため、髪全体になじみやすいのが魅力です。また、ヘアセット後は残った製品でリップやハンドケアにも使えるため、マルチに活用できる点が支持されています。男女問わず使いやすいシンプルな処方で、サロン帰りのような濡れ感のある仕上がりが楽しめます。
2. BOTANIST ボタニカルヘアバーム
ボタニストのボタニカルヘアバームは、ダメージ補修と保湿、さらにはスタイリング効果が高いと評価されています。植物由来の成分をたっぷり配合し、特にセラミドやアミノ酸など、髪内部への浸透力に優れた成分が魅力です。使いやすさとナチュラルなツヤ感が特徴で、軽いテクスチャーでありながらも、しっかりとまとまりのあるスタイルを作り出せます。さらに、使用後の仕上がりが柔らかく、自然な動きを演出してくれるのも人気の理由です。
3. ORIGINAL MAKERS HAIR BALM 997
このヘアバームは、美容師やヘアスタイリストの現場でも広く支持される本格派です。97.3%が天然由来成分で、国内生産・国内原料にこだわった安心設計となっています。オリーブ油を主成分とする8種類の天然オイルが配合され、髪と頭皮に優しくしっかりと保湿。さらに、独自のフレーバーが特徴で、甘すぎず大人の落ち着いた香りが男女問わず好評です。使用時は手の温度でしっとりと溶け、簡単にスタイリングができるため、忙しい朝でも手軽に理想のヘアセットを実現できます。
ヘアバームのメリットと活用方法
ヘアバームには、他のスタイリング剤にはない魅力がたくさんあります。ここでは主なメリットと、日常のスタイリングでの活用方法を見ていきましょう。
・ワックスとヘアオイルの中間的な質感
ヘアバームは、強いセット力を必要としないナチュラルなスタイルに最適です。ワックスのように髪を固めすぎることなく、ヘアオイルのような自然なツヤとまとまりを実現します。特に、短時間で手軽にセットできるので、朝の忙しい時間帯にぴったりです。
・保湿・ダメージケア効果
髪が乾燥しがちだったり、パサつきが気になる方にとって、ヘアバームは大きな味方です。トリートメント成分が豊富に配合されているため、スタイリングをするだけでなく、日中の紫外線や乾燥から髪を守ってくれます。ブリーチやカラー後のダメージ補修にも効果的です。
・マルチに使える万能アイテム
ヘアセットだけでなく、手や唇、さらにはハンドクリームのように全身の保湿ケアとしても利用できるため、一本で多機能に使えます。スタイリング中に残った少量のヘアバームを肌に馴染ませれば、簡単に潤いケアが完了するので、忙しい朝にも安心です。
ヘアバームで実現するおすすめスタイリング
ヘアバームは、髪型や髪の長さによって様々なスタイルを作り出すことができます。ここでは、髪型別のおすすめスタイリングをご紹介します。
1. マッシュショートでナチュラルまとめ髪
前髪を下ろしたシンプルなマッシュショートは、ヘアバームの得意とする「軽いまとまり感」が活かせるスタイルです。まず全体に適量のヘアバームを馴染ませ、サイドの広がりを抑えるために少し多めに調整します。毛先に少量を追加して束感を作ることで、丸みとナチュラルなツヤが際立ち、清潔感のあるスタイルに仕上がります。
2. かき上げショートでセクシーな印象
髪が短めで前髪が長い場合は、センターパートでかき上げるスタイルもおすすめです。ワックスでしっかり固定するのではなく、軽くヘアバームでなじませることで、柔らかく動きやすい前髪が作れます。まず、ヘアドライで前髪をしっかり立ち上げ、その後ヘアバームを加えて仕上げると、ナチュラルながらも少しセクシーな印象が生まれます。
3. ミディアムボブでアンニュイな雰囲気
髪が長めのミディアムボブスタイルには、ヘアバームが持つ保湿効果が非常に効果的です。全体に馴染ませた後、特に毛先に軽くツヤと束感を足すことで、柔らかくまとまったシルエットが完成します。髪の広がりを抑えながらも、自然なツヤ感を維持できるため、アンニュイで大人っぽい雰囲気のスタイルに仕上がります。
よくある質問
ここでは、ヘアバームを使う上でよく出る疑問に回答し、悩みを解消するためのヒントをお伝えします。
Q1. ヘアバームは濡れた髪にも使えるの?
A. ヘアバームは、乾いた髪はもちろん、ドライヤー前の濡れた髪にもアウトバストリートメントとして使うことができます。ただし、スタイリング剤として使用する場合は、髪が完全に乾いた状態で使うとベタつきを防ぎ、均一な仕上がりが得られます。
Q2. ヘアバームだけではセット力が足りないと感じる場合は?
A. セット力に不安がある場合は、ヘアドライでしっかりと髪を立ち上げた状態で使用することをおすすめします。前準備が整っていれば、ヘアバームの自然なまとまり感がより効果的に発揮されます。また、髪型に合わない場合には、強めのセット力が必要な部分だけワックスとの併用も検討してください。
Q3. 使いすぎると髪がべたついて見える場合の対策は?
A. ヘアバームは基本的に少量で効果が現れるため、最初は枝豆1個分程度から始め、足りなければ少しずつ量を増やすのがポイントです。使いすぎるとベタつきが出るため、量の調整が最も重要です。
まとめ
メンズヘアバームは、従来のワックスやヘアオイルとはひと味違ったナチュラルな仕上がりと、保湿・ケア効果が期待できるスタイリング剤です。正しい使い方―適正な量の使用、手のひらでの体温を利用した溶かし方、そして髪の中間から毛先にかけた塗布―を守るだけで、朝のヘアセットが劇的に変わります。また、製品選びにおいても、美髪成分、キープ力、香りなど自分の求めるスタイルに合わせたものを選ぶことで、理想のヘアセットが実現できます。
今回ご紹介したおすすめ製品は、自然由来の成分で保湿とケアを実現しながら、プロフェッショナルにも支持されるアイテムばかり。どの商品も、忙しい朝でも簡単に手軽にスタイリングを完了できるのが魅力です。ヘアバームは、単なるスタイリング剤としてだけでなく、アウトバストリートメントや全身の保湿アイテムとしても利用できるマルチな存在。ニーズに合わせて使い分ければ、髪だけでなく全体の印象を格上げすることができるでしょう。
最後に、ヘアバームを取り入れることで、毎朝のスタイリングが簡単になり、ナチュラルでありながらもしっかりとまとまった理想のヘアセットが実現します。今まで手間ひまかけていたヘアセットから解放され、手軽におしゃれを楽しむための第一歩として、ぜひヘアバームを取り入れてみてください。シンプルな使い方ながら、仕上がりはまるでサロン帰りのように、自然な動きとツヤを与えてくれるはずです。
以上のポイントを踏まえ、今回の記事で紹介した使い方や製品選びのコツを参考に、あなたも自分にぴったりのヘアバームを見つけ、日常のスタイリングに取り入れてみましょう。理想のナチュラルスタイルで、自信あふれる毎日を手に入れてください。